
耐震性能が不足している建物に対しては、それを高めるために耐震改修が必要となります。
そのアプローチとしては幾つかの方法があります。
まず建物の強度を高めるための耐震補強があります。
これは柱や壁といった、躯体を支えるための構造体そのものを強固にすることで、揺れに対する耐性を高める目的のものです。
次に免震補強がありますが、これは地震のエネルギーを逃すことにより、建物へのダメージを減少させるものとなります。
さらには建物へ地震のエネルギーそのものを伝えないようにする制震補強がありますが、どのようなアプローチを取るかを決めるためには耐震診断が必要になります。
そのための検査を専門に行っているのが、日本耐震診断協会です。
柱や壁などの構造体を調べたり、あるいは劣化の度合いをチェックすることで数値化しています。
そのデータを元にして、どんな工事を行えばコストパフォーマンスを高めて耐震性能を高められるのかを提案しています。